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2011年3月に関東で被曝しました。
被曝者として放射能に関する情報や思うところを書き留めます。

2012年4月3日火曜日

世界中が日本の食品を輸入規制している

ネットを見るとたまに、内部被曝から等価線量を出して「ほら大した数字じゃない」と言う人がいますが、だったらなんで諸外国は日本の輸入規制を解除していないのですか?
と問いかけたらいい。

諸外国・地域の規制措置
  http://www.maff.go.jp/j/export/e_info/hukushima_kakukokukensa.html

アジアも欧米も中東も。
まさに、世界中!です。

世界中が日本の食品を「なんとなく嫌」だけで拒否してるわけがないでしょう。

さて内部被曝の等価線量、妙に低くてびっくりしますね。
甲状腺等価線量は高いんですがね。

ここで思い起こすのが、チェルノブイリ事故被害の公式見解です。
公式では、チェルノブイリの被害は甲状腺がんだけだった、ということになっています(作業員を除く)

等価線量の等式は、この「公式」に基づいたものでしょう。

すなわち、

「内部被曝によって白血病になるとか心臓病になるとか原爆ぶらぶら病になるとか、そんなことはありえないんですよ。
内部被曝の被害といえば、甲状腺がんだけ」

という信念に基づいた数字が、等価線量です。

チェルノブイリの被害は甲状腺がん数十名だけだった、を信じるならば、等価線量なるものを信じれば良い。

でも世界中、だーれもそんなこと信じてない、だーれも公式を信じていない。

それが世界が日本の食を拒否していることに現実として表れている。
現実は過酷です。

でも、耳に心地よい、つまりは自分がめんどくさくない方向に流してくれる安全論だけに身をゆだねるのはまだ危険。

日本国内だけじゃなく、世界に耳を傾けて。
視野を広く持って行きましょう。