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2011年3月に関東で被曝しました。
被曝者として放射能に関する情報や思うところを書き留めます。

2013年3月19日火曜日

原発停電 使用済み燃料プール冷却停止の問題

昨日から停止して復旧のめどがたっていない、使用済み燃料プールの冷却機能。
安全基準の65度を超してしまうまでのタイムリミットは、四号機で四日だそうです

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_130319_01-j.pdf

1号機使用済み燃料プール 645時間(26.86日)
3号機使用済み燃料プール 351時間(14.6日)
4号機使用済み燃料プール 108.7時間(4.52日)
共用プール           176時間(7.34日)



さてこの問題について色々調べてみました。

結論としては、私としては、「最悪、放水という手段でしばらくもつのではないか?」と思いました。

過去に燃料プールの水温はどこまで上昇していたのか調べてみました。

http://blogs.yahoo.co.jp/charange2010/9433863.html
2号機では、使用済み燃料プールの冷却を数日おきに、1回50トン程度の外部からの注水で行っていて、水温が70度前後と高いことから、プールからの水蒸気が湿度を高くする原因とみられています。  
東京電力は、燃料プールを常時冷却して水温を十分に下げるため、燃料プールで温められた水を熱交換器で冷やして、再びプールに戻す循環型の冷却装置を設置し、31日から運転が始まりました。  
東京電力では、この装置で、70度前後あるプールの水温を1か月後に40度程度に下げることができるとしていて、原子炉建屋の湿度が下がったあと、今度は放射性物質を取り除く設備を設置することにしています。

↑これが2011年5月。2号機のプールは70度前後あったそうです。


http://blogs.yahoo.co.jp/albellt919/5334795.html
福島第一原子力発電所で最も数の多い使用済み核燃料が保管される4号機の一時貯蔵プールに外付けの循環型冷却装置が今月末にも設置され、試運転を開始する。  
装置が稼働すれば、水温は31~35度で安定し、東京電力の事故収束に向けた工程表で、来年1月中旬までを目標とする「ステップ2」が大幅に前倒しして達成されることになる。
  東電によると、プールには計1535体の燃料集合体(燃料棒の束)が置かれる。爆発でプールの配管が損傷したため、仮設配管でプールの上から注水しているが、数日で水が沸騰するほど燃料集合体が熱を出し、プールを支えるコンクリート(耐熱温度65度)の劣化が心配されていた・・・・読売新聞

↑これが2011年7月
されにこの記事によるとこの時点で四号機のプール水温は80〜95度だったそうです。

事故直後、数ヶ月感、燃料プールは放水によって沸点100度ぎりぎりのところを保たれていた。
そして冷却装置設置によって安定水温になった。
いまは、その冷却装置が再び使えなくなっている状態。


てことはまあ、二年前と同じ事を繰り返せば良いということでしょう。

放水で冷ましながら、冷却装置の復旧。

プールの倒壊さえなければ、放水でなんとかなるのではないかな、と思います。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_120830_02-j.pdf
↑プールの補強はいちおう、東電はやっているようです。

さーて信じてよいものか、まあ信じるしかありません。

あと放水によってもちろん再び汚染水が大量に出ますね。
海の汚染が進む懸念があります。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130319/k10013309321000.html

福島第一原発1号機 燃料プール冷却再開

↑あ、今見たら一号機は冷却再開したようです!!
よかったあ〜〜〜



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