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2011年3月に関東で被曝しました。
被曝者として放射能に関する情報や思うところを書き留めます。

2012年3月13日火曜日

4歳児は400mSv,1歳児は800mSv 甲状腺被曝の可能性

20120311 ネットワークでつくる放射能汚染地図5(ETV)
http://www.dailymotion.com/video/xpdtqn_20120311-yyyyyyyyyyyyyyyyyy-y_news
http://www.dailymotion.com/video/xpdu5p_20120311-yyyyyyyyyyyyyyyyyy-y_news

浪江町の子供達は、甲状腺に4歳児は400mSv,1歳児は800mSvの被曝をした可能性があるという大変ショッキングな、あまりにもショッキングな数字が示されました。

さらに、ヨウ素の汚染マップはセシウムの汚染マップとは違うということも。

つまり、現在、セシウム土壌汚染が少ない為に非汚染地帯とされている場所の人々が、実は大量の放射性ヨウ素被曝をした可能性もあるのではないでしょうか?

土壌はさほど汚染されていないにも関わらず、実は既に子供が100mSv以上の甲状腺被曝をした後だった、という可能性があるのではないでしょうか?

放射性ヨウ素プルームは南風に乗り、関東に降り注いだ?


3月15日には、関東に原発周辺と同レベルの放射性ヨウ素が降り注いだ可能性があります。


下はWSPEEDIによる ヨウ素131の地表堆積量(沈着積算量)のデータの大変分かりやすい検証です

http://blog.livedoor.jp/zipangu_renaissance/archives/3191807.html


再び思い出すのは、小佐古氏のあの言葉です。
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/80519.html
平成23年4月29日 


初期のプリュームのサブマージョンに基づく甲状腺の被ばくによる等価線量、とりわけ小児の甲状腺の等価線量については、その数値を20、30km圏の近傍のみならず、福島県全域、茨城県、栃木県、群馬県、他の関東、東北の全域にわたって、隠さず迅速に公開すべきである。さらに、文部科学省所管の日本原子力研究開発機構によるWSPEEDIシステム(数10kmから数1000kmの広域をカバーできるシステム)のデータを隠さず開示し、福島県、茨城県、栃木県、群馬県のみならず、関東、東北全域の、公衆の甲状腺等価線量、並びに実効線量を隠さず国民に開示すべきである。


っていうか国は知っているってことになりませんか?
「ネットワークでつくる放射能汚染地図5」で誠実な研究者たちが必死の思いでかき集めよ
うとしている、消えた放射性ヨウ素の痕跡を、彼らは、原発推進派は知っているんではないですか?


どこの県の、どの市の、どの地域の人々が、どれだけ被曝したか。


ちなみにこんな記事も。


http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111119-OYT1T00053.htm

浪江の甲状腺被曝量、チェルノブイリの千分の1

 東京電力福島第一原子力発電所から20キロ前後に位置する福島県浪江町の住民の甲状腺被曝ひばく量は、チェルノブイリ原発事故後の周辺住民の被曝に比べ、1万~1000分の1だったことが、札幌医大の高田純教授(放射線防護学)の調査でわかった。18日に神戸市内で開かれた日本放射線影響学会で発表した。
 原発事故で施設外へ放出される放射性物質のうち、ヨウ素131(半減期約8日)は甲状腺にたまりやすく、被曝量が多ければ甲状腺がんを引き起こす可能性もある。
 高田教授は事故後の4月8、9日、同県内の避難所で、18歳~60歳代の浪江町民計40人の甲状腺被曝量を測定した。結果は3・6~7・8ミリ・シーベルトで、平均は約5ミリ・シーベルトだった。一方、チェルノブイリの周辺住民は、数シーベルトから50シーベルトとされている。
(2011年11月19日00時31分  読売新聞)

一口に「浪江町」と言っても広い。
こちらの甲状腺検査では、最高でも8ミリシーベルトを越しません。


ヨウ素は決して、均一に降ったわけではなく、あるところでは濃く降り注ぎ、
あるところではあまり濃くない、というふうにまだらに降ったということでしょう。


こうなってくるともう、本当に自分の被曝を推し量ることは大変です。


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追記です。
調べたら、甲状腺等価線量にも一年の限度がるようで、それは50ミリシーベルトのようです。