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2011年3月に関東で被曝しました。
被曝者として放射能に関する情報や思うところを書き留めます。

2012年3月8日木曜日

米軍基地周辺のレストランで、放射能測定器設置の動き

米軍横田基地の向かいにあるレストランで測定器設置。
座間キャンプのある座間市のレストランでも設置予定。

やはり米軍関係者は、測定器がないと来てくれないんでしょうね。

<どうせ放射能まみれの食材ばかり、測定器がないと信用できない>

これが海外からみた、日本の外食産業のイメージなのでしょう。
そしてそれは風評ではなく、正しい認識でありましょう。

顧客のほとんどが日本人、という、日本人相手のレストランでも、こういう動きが出て来てほしいものです

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012030502000161.html


 東京都福生市のレストランが店内に放射能測定器を設置し、一般の人が持ち込む食材を測る取り組みを始めた。店で使う食材を検査する合間に広く使ってもらう試み。四月から食品中の放射性セシウムの新しい基準値が適用され、食品汚染に対する消費者の関心もあらためて高まっている。「気軽に利用できる市民測定所を目指す」という。 (小林由比)
 「野菜の仕入れ先に尋ねても、検査済みという答えしか返ってこなかった。食を提供する立場の自分が納得できない日々が続いた」
 米軍横田基地の向かいにある「木を植えるレストラン オーロラ」のオーナー松尾修さん(48)は一月、約百八十万円の測定器を購入した。機器は食事フロアの隣のスペースに置き、食材や調理済みのメニューなど、店で提供するものはすべて計測している。
 洋食メニューに多く使うタマネギや米、牛乳などは一晩かけて測る。放射性セシウムとヨウ素が一キログラムあたり五~一〇ベクレルまで計測でき、基準値内でも汚染された食材は使わない方針だ。
 店は二〇一〇年に有機栽培の食材を使ったカレー店として開店した。震災後、原発事故の影響を恐れ、シェフが子連れで疎開。客も激減し、いったん閉店した。
 昨年八月の再開後は九州や関西の食材を使いメニューに表示。ホームページなどで情報発信すると、「久しぶりに安心して外食ができた」という客も現れた。松尾さんは「産地を選ぶだけでは不十分」と感じ、高額のために導入を迷っていた測定器を購入した。
 一歳と二歳の子を連れ、母親仲間と来店していた羽村市の浅野弥生さん(32)は「食材を検査している店なら、子どもに安心して食べさせられる」と話した。
 二月下旬から、外部の人が持ち込む食材も一検体二千九百八十円で請け負う。早速、店を利用したことのある客が酒かすやワカメを持ち込んだ。松尾さんは「測定データの蓄積で、注意が必要な食材も分かってくるはず。わずかな汚染にどう対応するかなど、店を情報交換の場にしたい」と意欲を見せる。
 自前で測定器を導入する飲食店はまだ少ないが、神奈川県座間市のイタリアンレストラン「ラ・リチェッタ」も三月から機器を置き、「市民測定所」にする予定だ。
 オーナーシェフの稲垣圭介さん(42)は「レストランには、食材を測定する時に必要なミキサーなどの調理器具もある。測定所単独で運営するより資金的にも効率的。測定器を併設する形がスタンダードになっていってほしい」と話す。