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2011年3月に関東で被曝しました。
被曝者として放射能に関する情報や思うところを書き留めます。

2012年3月8日木曜日

カリウムによる被曝?

http://tnakagawa.exblog.jp/15135529/

福島原発から約60km離れた福島市の18 日の飲料水に含まれていたヨウ素の崩壊量は、最大で1kg あたり180Bq(ベクレル)でした。1 秒間に180 個の崩壊が起こっているということです。ヨウ素が甲状腺に取り込まれる割合を20%とし、その放射能が半分になる日数を6 日と仮定できます。現在の福島市の水を毎日2 リットル飲み続けると、約720Bq(ベクレル)の内部被ばくを受けることになります。


現在の福島市の水を毎日2 リットル飲み続けると、720Bq(ベクレル)の内部被ばくを受けることになります。これは、先ほどのカリウムによる日常的な内部被ばく(6,000Bq[ベクレル])の8 分の1 以下です。もちろん、取り込まれ方や崩壊の仕方はカリウムとヨウ素で異なるので、正確な比較ではありませんが、今観測されている放射性物質の影響をこのように見積もることができます

ここで、専門家の方が、カリウムとヨウ素の比較をしています。
でもこれって、おかしくないですか?
これだと、ヨウ素やセシウム入りの食材を食べ過ぎることは、カリウムを多く含むバナナなどを食べ過ぎるリスクと同じ、ということになりませんか?

でもバナナには摂取制限はないけれど(特定の疾患を持つ人をのぞいて)、ヨウ素やセシウムには摂取制限がありますよね。

この中川先生の説明の通り、放射能で汚染された食材を食べ過ぎることは、バナナを食べ過ぎるリスクと同じだとしたら、どうしてカリウムの摂取制限は設けられていないのでしょうか?

事故直後、原子力の専門家の方々の言葉は、私のような無学な主婦ですらつっこみを入れたくなるような不思議な言論ばかりです。

これじゃあ、国民の信用を失っても仕方ないでしょう。

なんだって摂取制限があるもの(基本的に有害とみなされているもの)を、摂取制限が無いもの(基本的に無害とみなされているもの)と同じものであるかのように語るのか。

この人は本当に、専門家なのかなあ。。。