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2011年3月に関東で被曝しました。
被曝者として放射能に関する情報や思うところを書き留めます。

2012年2月29日水曜日

菅前首相が「放射線被害」を認めた発言!?

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012022800625&rel=y&g=pol
菅氏は「それ(備え)があればもっと事故も放射線被害も大きくならずに済んだと思うだけに、責任を感じる」と指摘

この発言、びっくりしました。

放射線被害

これってどういう意味でしょうか?もしかして、健康被害のこと?

今現在、公には放射線による被害者、被曝による被害者は「ゼロ」ということになっていますよね!?

現場の作業員の方がどれだけ心臓病で倒れても、「放射能との因果関係はない」と東電は言い続けています。

放射線障害はない、ということになっているはずです。

なのにこの発言。

それとも、土壌汚染や作物汚染のことを「放射線被害」と呼んでいるんでしょうか?
だったら大して驚くべき発言ではないかもしれませんが、だったら「汚染」と発言するような気がします。

「放射線被害」とは、土壌や作物からさらに踏み込んで、土壌や作物が汚染されている=その場にいる人々も同じレベルに汚染されている=「人々が被曝した」という意味かもしれません。


被曝による健康被害はまだ出ていないという建前は崩していないが、多くの人が<被曝>したことは認めている。


<被曝>のことを、「放射線被害」と呼んで認めた発言!?

うーん はっきりなんのことか問い正したいです。。。

原発事故対応は「大失敗」=官邸に備えなく、情報不十分-菅前首相

 菅直人前首相は3月11日で東日本大震災発生から1年となるのを前に時事通信のインタビューに応じ、東京電力福島第1原発事故について「事前の備えがあまりにも不十分だった。備えがなかったという意味で大失敗だった」と述べ、事故を想定していなかった政府や東電の対応に大きな問題があったとの認識を示した。
菅氏は「それ(備え)があればもっと事故も放射線被害も大きくならずに済んだと思うだけに、責任を感じる」と指摘。同時に「東電から上がってくる情報そのものが極めて不十分だった」とし、その原因については「全部『3・11』前になる。つまり全電源喪失を一切想定しなかったからだ」と断じた。
政府の初動対応をめぐり、民間の「福島原発事故独立検証委員会」(民間事故調)は、官邸が過剰に現場に介入したなどとする報告書をまとめた。これに関し、菅氏は「首相が陣頭指揮を執るのは例外だ。今回はやらざるを得なかったからやった。(官邸執務室に)黙って座っていても何も情報が来なかった」と釈明。震災翌日にヘリで原発視察に向かったことについても「黙って見ているときではなく、現場で実際に対応している所長に、きちんと話を聞かないといけないと思った」と語った。(2012/02/28-15:45)